常に時間に追われがちな医療現場において、スキマ時間に必要な知識やスキルを吸収できるeラーニングシステムは、非常に相性の良いツールです。

しかしながら、eラーニングシステムは多くのメーカーから数え切れないほどの製品が提供されており、一つひとつ検証するのは現実的ではありません。

そこでこのページでは、看護向けeラーニングシステムを導入するにあたって、システムを選ぶときに見ておくべき2つのポイントをご紹介します。

管理機能の充実性

看護向けeラーニングシステムをより効率的に活用したい場合は、「管理機能」が充実しているシステムを選ぶことをおすすめします。ここで言う管理機能とは、例えば以下のような機能のことを指しています。

• 各学習者の受講状況や学習履歴、習熟度を確認できる機能
• どの学習者にどの講義を受けさせるかを管理する機能
• 学習者への通知機能（フィードバックなど）
• 教材の管理機能（作成・蓄積・配信）

このほか、システム内でアンケートを取れる機能や、学習者と講師がコミュニケーションを取れる機能など、双方向の意思疎通が図れる機能の搭載されたeラーニングシステムもあります。

実用性の高い
学習コンテンツが揃っているか

看護向けeラーニングシステムの中には、すでにある程度の学習コンテンツが用意されているものもあります。

この場合、プリセットされている教材が現場のスタッフにとって実用性の高いコンテンツであるか、自院の理念や基本方針に沿った内容であるかなどをしっかり確認しておくことが大切です。

また、eラーニングシステムの中には、提供している学習コンテンツをカスタマイズできるものもあり、自院オリジナルの教材を用意することも可能です。

常に知識・スキルの研鑽が求められる一方、学習時間を確保することが難しいケースが多い医療業界において、看護向けeラーニングシステムは非常に有用なシステムです。

ただし、システムの導入効果をより高めるためには、自院の教育方針に合わせた学びを提供できるのか、しっかりと見極めておくことが肝心です。

なお当サイトでは、教育目的別におすすめの看護向けeラーニングシステムをご紹介しています。医療現場における研修業務や教育に課題を感じている方は、こちらもぜひ参考にしていただけると幸いです。