このページでは、看護師を指導する立場の看護指導者に必要なスキルや能力について解説しています。併せて、看護指導者を育成するための方法についてもまとめているので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
信頼される看護指導者になるためには、まず「ティーチング」と「コーチング」の違いを知ったうえで使い分けることが大切です。ここでは、それぞれの特徴を簡単にまとめます。
「ティーチング」とは、指導者側が持っている知識やノウハウを受け手側に"教える・伝える"技術です。新人看護師など、フォローする人物の経験が浅い場合には有効ですが、看護指導者が持っている以上の知識を伝授することはできません。
「コーチング」とは、受け手側の能力を"引き出す"技術です。技術が未熟な場合には適していませんが、ある程度実践力を持っている中堅看護師の主体的に考える力を育てることができます。
アサーティブ・コミュニケーションとは、「誠実」「率直」「対等」「自己責任」の要素を柱に、双方の主張と尊重を大切にしたコミュニケーションのことを言います。
指導者側から発信するだけでなく、受け手側からもコミュニケーションが取れるような関係性を築くことで、意見が活発に共有されるようになり、これまでになかったような解決方法が見つかることもあるかもしれません。
看護現場を指揮する指導者は、新人を含む看護師たちを成長に導いていく存在です。自分が持っているスキルやこれまでの経験を受け渡すティーチングと、個々の看護師の能力を引き出してあげるコーチング、両方のスキルが求められるでしょう。
また、患者さん一人ひとりへの思いやりを忘れないためにも、アサーティブ・コミュニケーションの力を磨くことも重要です。
当サイトでは、指導するポジションのベテラン看護師が、人を育てるためのスキルを学べるeラーニングシステムを紹介しています。新人指導に悩む看護指導者の方は参考にしてみてください。
看護指導者を育成する上で欠かせないのが、実践的トレーニングプログラムの導入です。これは、看護師が日々直面する様々な状況に即したシミュレーションを通じて、実際の臨床場面で適用できるスキルや知識を深めることを目的としています。トレーニングでは、緊急時の対応能力、患者とのコミュニケーション技術、チーム内での協働方法など、指導者として必要な多岐にわたる技術を網羅することが重要です。このような実践的トレーニングを通じて、看護指導者は現場で直面する様々な課題に対応する能力を養うことができます。
看護指導者にとって重要なスキルの一つが、適切なフィードバックを提供する能力です。効果的なフィードバックは、看護師の学習や成長を促進する重要な要素であり、指導者が持つべき基本的な技術の一つです。フィードバックを行う際には、肯定的な側面を強調しつつ、改善点や成長の機会を明確に提示することが大切です。また、フィードバックは双方向のコミュニケーションであることを忘れず、受け手の意見や感想も積極的に聞き入れる姿勢が求められます。
看護指導者自身の自己成長と継続的な学習も、育成プログラムにおいて重要なポイントです。医療現場は日々進化しており、新しい治療法や技術が常に登場しています。そのため、指導者自身も最新の医療知識や技術を常に学び、自身のスキルセットをアップデートし続ける必要があります。継続的な学習を通じて、指導者はより良い指導を行うための新たな知見やアイデアを得ることができます。
引用元:学研メディカルサポートHP
(https://gakken-meds.jp/)
オススメの理由
引用元:CandY Link
(https://clpr.medica.co.jp/)
こんな病院にオススメ
▼選定基準
Googleで「eラーニング 看護」と検索して出てきたeラーニングシステムの運営会社の中で、無料トライアルが可能な12社を選定。そのうえで、下記条件のもと2社をピックアップ(※調査は2023年1月23日時点)。
・学研メディカルサポート:選定した会社の中で、選択できるコースが最も多いシステムを取り扱っている
・メディカ出版:選定した会社の中で、動画コンテンツが最短5分と一番短いシステムを取り扱っている